
働く人達は、仕事をする上で誰しも必ず何らかのポリシーを持っている。それは、正確かつすばやく仕事をこなすことや、顧客の要望をすばやくキャッチしてサービスの停滞を防ぐことなどさまざまである。このように、自分の仕事に個人的な意義やプロ意識を持つこと自体は素晴らしいことではあるし、それを忠実に守っていくことも大事なことだ。だが、人は常に変化していく存在であることもまた事実で、労働意義やプロ意識を常に維持し続けていくのには困難を伴う。
例えば、入社直後は難しく感じていた仕事も、ある程度経験を積んでいくと同じ内容であっても容易になってくるし、新鮮な気持ちで行っていた仕事も数をこなしていく内に単調な仕事と感じてしまうようになってしまうのだ。さらに、配置転換や昇進などで新しい環境や立場になったことを機に、意義や意欲を見失ってしまうこともあるだろう。そのような事態になってしまうと、いくら立派なポリシーであっても労働意義にプラスの効果を働かせるのは困難だ。そこで、そのような陳腐化を防ぐためには労働意義の刷新、つまり新しいポリシーの設定が必要となってくる。
自分を縛り付けていた古い衣は捨てて、自分の能力や経験に合わせて上限や目標を変化させていくのだ。また、たまには上司や部下に自分自身についての評価を聞いてみるのも良いだろう。今まで自分が気づかなかった、新しい一面を発見できるかもしれない。働き続けるためには、やはりそうした刺激や変化を発見して仕事上のポリシーを刷新する積極的な姿勢が求められるのだ。