ポリシーを持つ注意点

仕事で成功している人は必ずといっても過言ではないほど、誰しもがポリシーを持っているのだ。実際、世界的に有名な携帯やタブレット企業社長は、絶対に妥協しない一貫した考えを持っている。それぞれの携帯の形状やクオリティを絶対に妥協しなかった結果として、付いていけないと喧嘩別れになった開発者は数知れない。仲間が減る中でも意思を曲げなかったことにより、昨今では行列ができるほどの新商品を発売できるまでに成長したのである。

考え方は行動を変える、行動が成果を作るという言葉があるように、自分のポリシーを貫き通した結果として大成功を収めた経営者は少なくない。しかし、ポリシーを持つ人が必ず成功するかというとそうではなく、中には一貫した考えによって身を滅ぼす人もいるのだ。例えば、新入社員が一貫した考えを持って会社の方法に口を出したら、周囲から浮いてしまうことは間違いないだろう。全くもってぶれない上司が自分の考え方だけを貫き、部下から信頼を失ったケースもある。

一般社員は一貫した考え方が2割と、周囲に合わせる考え方が8割で仕事をするのが丁度良いといわれている。なぜなら、世界的に有名な携帯やタブレット企業社長は失敗しても自分で責任を取れるが、一般社員が考え方を貫いて失敗した場合フォローするのは周囲となる。それ故、周囲と協調して働くことは非常に大切で、自分が責任を取れる範囲の2割ほどの考え方を貫けば良いということになるのだ。いざという時のために自分の考えを持つことで、ぶれない人材だと評価される。